超低温がバッテリー駆動?
雨の多い7月から、酷暑を超えて涼しくなってきました。 (夏休みを経て、久しぶりのブログです)
今年の夏、研究室の冷蔵庫、冷凍庫は無事だったでしょうか?
超低温(ディープフリーザー)にとっては厳しい季節。
施設によっては、冷凍庫を扇風機で冷やす、という光景も夏の風物詩?です。
外気温が40度になろうという環境下でマイナス80度に冷やす。。。
考えただけでも負荷が高いし、電気代が凄そう。。

圧力を上げると熱くなり、圧力を下げると冷たくなる=ボイル・シャルルの法則
冷凍庫やエアコンは、中にある冷媒(ガス)をコンプレッサーで圧縮。
圧が上がる=熱くなる。その圧縮熱を空冷(ココで排熱がでる。エアコンなら室外機)
室温程度になった高圧冷媒の圧力を、冷却対象物(冷凍庫内など)で下げる事で冷たくしています。
そのため、圧縮ガスを作るコンプレッサーと、高温のガスを冷やすファンが必要。
コンプレッサーとファン。回転系の駆動部が2つ。。。電気を使います。

スターリングエンジンという熱を使って動力を得るエンジン(理論)があります。
熱い部分と冷たい部分を配管で繋き、ガス(空気でも可)を作ると、
中でガスの移動が起こり、その力で動力を得るエンジン。
車などを動かすにはパワーが足りず実用化には至っていませんが、
エネルギー効率的には非常に良いそうです。
そのスターリングエンジンを逆に利用した冷凍機。
この方法で作られたディープフリーザーを展示会で発見!
従来の6割減の消費電力で、高耐久「7年保証」!

冷凍庫の横にある白い重たそうな箱。
UPS(非常電源)と書かれています。

なんと、小消費電力を活かして、ディープフリーザーをUPSバッテリー駆動のデモ!
すごい!
ラインナップには車載ができる12V で動くディープフリーザーもあります。

フリーザーの消費電力や耐久性(寿命)に頭を痛めているラボには
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