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細胞や菌を、簡単に1つずつ取る!

先日開催されたシンポジウムで

「1細胞プリンター」というタイトルで展示されていた面白い装置。


細胞を1つずつマイクロプレートのウェルに分注(分取)する機械です。





原理は、細胞が浮遊している培養液を

インクジェット技術で微量ずつ発射(噴射?)して分取する方式。


インクジェットは、電気が掛かると変形する「ピエゾ素子」を使って

液の入ったタンクに瞬間的にギュッと圧を掛けることで、

先端の小さなノズルから液を滴として飛ばす技術です。





電気屋で「液滴は○ピコリットル!」というプリンタの宣伝を見かけますが、

非常に高精度な液滴制御ができるのが特徴で、この装置も同様の分注精度がある。


このピコリットル分注の時、液滴の直径が数十μmになるそうで

細胞を1つ内包するのにジャストサイズ!



稼働してもらうと、ツツツツツツ・・・というかカカカカカカカ・・・というか

小さな打撃系の音がします。

コレがインクジェットが液的を飛ばしている音との事。



ノズルに吸い込まれる粒子たち


PC画面には、ノズル直前の様子を映すライブ映像があり、

ツツツ音と共に下の方、細い部分に向かって細胞粒子が吸い込まれていく様子が

リアルタイムで見られます。

※液晶画面をスマホで撮影したのでモアレ(縞模様)が出ていますが  実際の画面はキレイです

ノズル通過時に細胞があると、「ピカッ」と光るので、分取されたのが分かる。



細胞が入ると「ピカッ」と光る

培養液だけの時は、噴射された液はそのまま廃液として回収されますが、

細胞を含む液滴はマイクロプレートに落ちる仕組み。


面白い!(動画で撮っていないのが残念。。。この面白さが伝わらない・・)





1細胞分取できるセルソーターなら昔からあるじゃん! と思いましたが

培養液自体を飛ばしているので、シース液を使わない

マイクロプレートに入った後も、そのまま培養できる。


また、カートリッジ式の使い捨て流路なので、洗浄も不要。

もちろんカートリッジは滅菌済で出荷されるとのこと。


分取判定をした画像も残るので、

どんな細胞がどこのウェルに入ったか?の確認もできる。


そんな話を聞いている間に、分取完了。

96ウェル分が数分だったので、結構速い。

(384プレートにも対応)


動物細胞より小さな、細菌(バクテリア)を1つずつ分取できる機種と

青レーザを搭載して蛍光粒子(細胞)だけを分取できる機種もあるとのこと。

(残念ながらそれぞれ別の機種になる)


大量の細胞を多色蛍光で染め分けて、、という実験には向きませんが

手軽に細胞を1つずつ分取するという用途には使い勝手が良さそう。

卓上に気軽に置けるサイズだし、操作も簡単。



インクジェット技術を使っているから「細胞プリンター」と言う名前なのでしょうけど、

これはプリンターではないな、、

「1細胞分取装置」では固いし、、、ネーミングは難しいですね


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