光触媒でラボを快適に!
光触媒って聞いたことあっても、あまり身近感がないのでは?
実験/研究の世界でも有意義な使い道があるのでご紹介。
そもそも光触媒とは何なのか?

原料は、入手のしやすさと価格から、ほとんどの場合で「酸化チタン(TiO2)」が使われます。
「酸化チタン」に紫外線を照射すると、表面で電気的な反応が起きて
空気中の水分を分解してヒドロキシラジカル(・OH)が生じます。
いわゆる「活性酸素」ってヤツで、非常に酸化力が強い。

これを、実験室内で悪臭の原因となる有機化合物の分解などに使おう!
酸化チタンをスポンジ状(と言っても固いです)にしてフィルターを作り、
そのフィルターを通す様にファンで風を送り込む。
フィルターに対してUVを照射すれば、酸化チタンフィルターの表面で
様々な物質が分解されるという仕組み!

この装置を手元に置く事で、
たとえば、組織切片を作る様なシーンでの
ホルムアルデヒドやキシレンの臭い対策になります。

光触媒フィルターを大型のモジュール化して、
屋上に設置する事で、ドラフトや換気扇の出口で、
大気開放する前処理をして近隣への臭害対策など、、

臭いのする薬品を扱う時に使うダクトレスタイプのフード。
上部に設置された活性炭フィルターで吸着するのが一般的ですが
この活性炭の寿命が予想以上に短い!
もちろん使う薬品の内容や量、頻度に依存するのですが、
フィルター交換がかなり負担になる(金銭的にも)と聞きます。

そこで、手元に光触媒装置を置く事で、
大半を分解した後で、活性炭に吸い込まれるようにすれば、
活性炭フィルターを長寿命化させることができる!
光触媒フィルターのいいところは、
酸化チタン+UVで分解力が生じるため、半永久的に使える事。
汚れが付着すると反応が悪くなりますが、その際は水洗いで復活!
最近ではUV照射できるLEDも登場しており、
よりコンパクトに装置を設計できそうです。

様々な形でラボ内で利用できる光触媒フィルター。
臭いが気になるシーンや、脱臭のために活性炭に費用をつぎ込んでいるラボは
一度デモで使ってみてはいかがでしょう?
デモのご依頼は、以下からどうぞ!