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ピペットで粉を計る

「粉体を同じ量だけ何回も計り取る」作業、実験していると意外とあります。


来る日も来る日もやっていると、だんだん職人化してきて

ピシッと誤差少なく取れるようになってくるのですが

それでも確実ではないし、mg単位だと天秤も安定せず大変!




今回、パウダーピペットという面白い製品を見せてもらいました。


液体用のマイクロピペットに似ていますが、粉体専用でチューブがつながっています。



チューブの先にある箱にはポンプが入っており、粉を吸い込む。

吸い込まれた粉は、ピペット先端のチップ内にあるフィルターで止まり、

その嵩密度(かさみつど)で評量する原理。



フィルターの位置は、中にあるアジャスタ(棒)を調整する事で変更できます。

(初期位置より少ない量にする一方向の調整のみ可)


フィルター位置を変えられる事で、任意の量を計り取る事ができるのは便利です。






実際に計り取っている様子は、こんな感じ。



粉と言っても、重い粒子や軽い粒子があります。

原理的に嵩密度(体積)で計り取るため、指定の量(重さ)を取るためには、

事前に天秤で測りながらフィルター位置を調整する作業は必要になります。




ポンプの吸引力はダイアルで調整が可能なのですが、

吸引を弱くしても、カーボンなど軽い粒子は、

チップ先端に モコッっと大きくくっついてしまい、再現性が悪くなる。。




このパウダーピペットでは、震動を与えて振り落とす機能付のため、

余分な粉をふるい落とし、再現性高く計り取れます。

(N-アシル-L-グルタミン酸Naを4mgずつ評量するテストでcv=2.86%とのデータを見せてもらいました)



チップは液体ピペットと同様の付け替え式。

太さや長さでいくつかの種類があります。



同じタイプの粉を、同じ量ずつ何度も計り取る。

そんな用途には最適です!

(逆に、毎回、粉の種類や取りたい量が変わる場合は、普通に天秤で取った方が良い)



ポンプの音が大きめ+振動装置からも音がするし、、

ピペット部分も無骨ですが、、

それは、元々が分析機器(HPLCなど)の前処理自動化装置の粉体分取機能がベースだからとのこと。

(粉体を計り取って溶解するという工程を自動化する装置)





粉を一定量で計り取るというニーズが高かったため、

この部分だけ取りだしてハンディ化したので、も元来のハンディ機器に比べると仕方ないのか。。

「フィルター付チップで吸引により粉体を吸い取り、振動により定量化する」 という部分は特許を取られているそうで、 小型のハンディから大型装置まで、この技術で対応されています。


(事前に天秤を用いた調整が必要ですが)

同じ微粒子を50mgずつ数十回取り分ける、、等という作業を

高再現性で簡単に分取できるメリットは十分あります!

デモができますので、ご連絡ください!

#粉体 #分注 #カーボン #製薬 #安全性試験


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