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その細胞塊、ホントに球形?

最終更新: 2019年5月27日

再生医療を始めとした分野で盛んにおこなわれている細胞の三次元培養。

うまく育てると、スフェロイド(細胞凝集塊)と呼ばれる肉団子状の細胞塊になります。

顕微鏡で観察すると丸い。=球形




でも、それってホントに球形?

顕微鏡で見ると確かに、丸い。

ピントを前後にズラしてもどこかにピントが合うので厚みもある。


でも、、、

もしかしたら、どら焼き型で、意外と厚みが無かったり、

もしかしたら、縦に細長いラグビーボール型だったり、

もしかしたら、円柱状で、思ったより厚みがあったり??


細胞塊を何かで突いて、たこ焼き屋の様に回転させれば分かりますが、

変な刺激やコンタミリスクを犯してまで、球である確認はしない現状。。。




今回登場した、この小型の装置。

サイズ的には弁当箱程度の約16cm角のサイコロ状+取手付





90度V底の底面を持つ専用容器で、

細胞を培養するか、別の容器で育った細胞塊をこの容器に入れ、本体にセット。




本体内には、容器底面に合わせて90度の角度をもった2つのカメラがあり、

正面と側面、、というか上と横というか、、そもそも丸い物なので正面や上という概念が無いのですが

2方向から同時に観察ができるのです!



これにより、まん丸球形か、どら焼きかラグビーか円柱か、、が判断できます!

2方向から撮影された画像を解析して真球度や体積などを数値化してくれる。





明視野(透過光)だけでなく、

蛍光光源も搭載できる(紫外365nm、紫405nm、青490nmのいずれか1つ)ので、

細胞塊の中のどのあたりに目的物質があるのか?なども三次元的に分かる。


滅菌対応なので、インキュベーターに入れられ、

(防水仕様で、過酢酸か/過酸化水素燻蒸にも耐えられる)

タイムラプス撮影も可能! 


小さい球が、徐々に大きくなるのか?

一度細長く育ってから、丸く膨らんでくるのか??興味ある。

いろいろ使えそう! 



実際に使った人の話では、

同じ様に細胞を培養しても、球形になる時と、どら焼き型になる時があるそうで

細胞の質などが、スフェロイドの形に影響しているのでは?とのこと。 (スフェロイドの形から、元の細胞の善し悪しが推察できるかも?)


従来の観察手法では、丸く育ったスフェロイドと一括りにされていたけど、

その後の実験に使うとイマイチな物がある理由が分かりませんでした。

この悩みが、解決するかもしれません!


#再生医療 #オルガノイド #スフェロイド #蛍光観察 #顕微鏡






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